学童の「読書コーナー」から

 私たちの学童では、宿題の後とおやつの後、ソファで囲った読書コーナーで本読みをします。みやがわ書店で選んだ絵本は、低学年の子達に大人気。「バムとケロのそらのたび」はページが外れて何度も修理しました。
 ある日、お迎えのお母さんが「先生、うちの子が『バムケロの本買って』って言うんです。本を買ってというのは初めてです!」と報告してくれました。又、別の日、元気な男の子のお母さんが「この前気がついたら、本棚から本を出してみているんですよ!今までは自分から本を手に取ったことないのに。」
 字を習いたての一年生には、最初は読んであげることから始まります。次は一緒に読み、やがて自分で読んでいくようになります。
 子どもの世界が広がっていく様子が手に取るように見られるのが「小さな読書コーナー」。“新鮮な絵本”は、子どもと親と支援員の喜びを生み出し、結んでくれています。

(学童支援員 松井きよみ)