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2世代にわたってお子様と共に

 春本番となった先日、双子の赤ちゃんをベビーカーにのせたママがご来店くださいました。そのママのお母さんは私が起ち上げた『たんぽぽ読書会』にも熱心に参加され、子育ての中にしっかりと絵本を位置づけてみえました。ママは小さい頃からお母さんと一緒にお店に来てくださっていたのですが、5才頃の彼女が絵本『こんとあき』の中に『ピーターラビット』のマクレガーおじさんを見つけたのです。そして「マクレガーおじさんがなんで『こんとあき』に出てくるの?」とお父さんに質問。お父さんが慌てて「マクレガーさんがイギリスからやってきて、この列車で旅行している最中だよ」と答えたというエピソードがあり、お店でもたくさんの人に紹介してきたのでした。

 そんな彼女が今は素敵なママとなって、お子さんと共に絵本をを選びに来てくださったのでした。

 当時のお父さんもお母さんも毎日欠かさず絵本の時間を作り、それがしっかりママに伝わっているのですね。今後の双子の娘さんたちと絵本との関わりが楽しみです。

 今年の春は在宅時間が長いためか、低学年の子どもたちへの本選びの相談がよくあります。お店の本をぜひ手に取って吟味してください。できればお子様自身がじっくり選べる時間が持てるといいですね。私たちもお手伝いします。

 さて、同じように、幼い息子さんを連れてお客様として当店に足を運んでくださっていた方が、この度スタッフの一員となってくださいました。 (孝子)
(新スタッフからのごあいさつ)
 ちょうど4年前、2歳半の息子とみやがわ書店を訪れました。親子で大好きで大切な場所となり、今、自分がお店に立たせていただいているのが不思議な感じですが、皆様と「嬉しい・楽しい」を共有できればと思います。知識不足で至らぬ点も多々ありますが、どうぞよろしくお願い致します。 (中山夏輝)