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12月の新刊紙芝居

「せかいのはて」12場面
再話 剣持弘子
脚本・絵 剣持晶子
童心社 2,090円

 

「われこそは、せかいで いちばんの おおとりだ」いつも自慢をしている鳥が、旅に出ます。広い海の上を大きな羽根で飛び続け、“せかいのはて”を目指しますが、全く思いもかけない出会いをします。そこから物語も、意外な方向へ…。

剣持弘子さんは津市出身で、日伊の昔話の研究者。脚本・絵担当の剣持晶子さんの義母にあたる。晶子さんは、この昔話の持つ哲学的雰囲気を保つため、あえて日本昔話らしからぬ、無国籍の画風を作り出したという。(二見とは同門の作家仲間の晶子さんからうかがった話)

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