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本の読み聞かせ~声のことばを感じる

  当店をご愛顧いただいている東山家から微笑ましい日常会話が届きました。
  おばあちゃん「本を読むことはご飯を食べることや寝ることと同じくらい大切なことやと思っとるんやよ。」
 孫「本を読んでもらうことはご飯を食べることや寝ることいじょうに大切なことやと思っとるんさ。」
 絵本が日常生活に溶け込んでいるのですね~!

 

 福音館書店「こどものとも」産みの親、松居直さんの自伝『私のことば体験』が出版されました。その中でおっしゃるには、幼い頃、絵本や詩、お経などを生活習慣として耳で聞いて育ったことが原体験となっているそうです。
 幼くて意味が分からなくても「両親の声のことば」を感じることが大切なのだと。
 そんな松居直さんの思いが形になった本『こどもに聞かせる一日一話』も同時出版。「母の友」に掲載されたお話をまとめたものです。未単行化作品なので、ぐりとぐらや、ばばばあちゃん、だるまちゃんたちの知らなかったお話も収録されています。

 

「私のことば体験」
 松井 直 著
 福音館書店 2,200円

「こどもに聞かせる一日一話」
 福音館書店
「母の友」編集部 編著
 福音館書店 1,650円