「ピアノ」
いせひでこ
偕成社 1,760円
のんちゃんが、新しく引っ越してきた家で一人、トイピアノを弾いていると隣の森からもピアノの音が聞こえてきました。音に導かれ森の中に入ってみると、そこには…
作者いせさん自身も引越の度にピアノを連れて移動し、そして今、お孫さんがそのピアノを弾くようになっているそうです。そんな中から生まれたファンタジー。
「音やリズムを色や形にするのは、古今の絵画やアートで誰もがやってきたことだと思います。私は私自身のピアノの『聴こえ方』を探しました」(偕成社Webページより抜粋)といせさんは言います。素敵な絵の表現と頭の中に巡るメロディが心地よく、音楽がつなぐ家族の物語に心が温まります。 (さつき)
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